“塗るアクセサリー”のように
口紅を纏う
シンプルでいてどこか柔らかなフェミニティも感じさせる。
スタイリングのお仕事や自分のブランドのディレクションをするときは、
常にそういう女性像を思い描いています。
今日の格好もそうですが、一見ベーシックなルックに
裾のレースのあしらいやひとくせあるパールで
遊び心をのせてゆく……。
いつの時代も色褪せないと思うのはそんなコーディネート。
さりげないツヤと色づきで唇を花びらのように
仕立てるくすみローズのルージュは、
私にとって白シャツやデニムと同じくらいタイムレスなものですね。
もちろん服や小物の代わりに
ルージュの色でエッジを効かせることもありますし、
アイシャドウ次第でリップの質感を変えたりもする。
全身でもメイクアップでも、
自分らしいバランスを何よりも意識しています。