アイシャドウの色選びの基準のひとつとしてパーソナルカラーがありますよね。当然、皆さん全員が私と同じ“イエベ春”ではないからこそ、私の肌に似合う色で選んでしまうと、くすんでしまう方もいらっしゃるかも……という懸念が。
とはいっても、“私のメイクに必要な色を”というのが、基本のコンセプト。ここはブレずに守りつつも、重ねたときに絶妙な濃さになる発色を求めて何度も微調整を繰り返し、チーク、リップなどとの組み合わせで誰もが似合う色になるような6色に仕上げました。きっと皆さんに満足して楽しんでいただけるはずです。
2
「大人にフィットするキラキラを。
様々なパールの配合量や組み合わせを最後までこだわりました」
ふんわりマットな質感、シルキーなツヤめき、キラキラとした輝き。そのすべてが立体感をつくるうえではマストです。それぞれにちょうどよい質感があり、日々いろいろなパレットを寄せ集めて重ねて目指していますが、どうしても質感よりも色が際立ってしまったり、つくりこんだ感じが出てしまったり。
だからこそ、重ねれば重ねるほどに色ではなく立体感だけが積み重なって高まっていくような質感を目指し、試作品をたくさんつくっていただきました。特にキラキラの質感は色みが強くなったり、白っぽくなって膨張して見えるなど問題点が多数。
ひとつひとつクリアしていった結果、白浮きせず、肌になじみながらきちんと明るくなる、大人の方にも安心して使っていただけるキラキラに仕上がったと思います。
3
「締め色ではなく影カラーを。
立体コントロールやフォルム補整に
活躍します」
今の時代、シェーディングはマスト。きっと私と同じようにアイシャドウとは別にシェーディングカラーを用意している人が多いのでは?そこでせっかく6色あるなら、1色はシェーディングカラーをと思い、つくったのが左下のシアーブラウンです。
印象をキリッとさせるような締め色ではなく、あくまでも影を表現する色。薄すぎると存在意義がなくなるし、強すぎると茶色っぽく濁ってしまうので、そうならない絶妙なバランスにこだわりました。
結果、淡いピンクベージュのトーンの中に少しだけ潜ませることで、立体感が増したり、まぶたのたるみが解消して見える理想的な色が完成!涙袋や二重の影を描くのにちょうどいい、この影カラーもお気に入りのポイントです。
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